君が迎える朝こそがすべてのはじまりだ。

君がいなければ新しい日々は永遠に訪れないだろう。美しい君のおかげで僕らは闇から救われたんだ。



数万種類の花の香りをかぎわける自信はあるかい? 

君があまりにも美しいから、僕は無条件で君に大きな住まいと世界中に咲き誇る全種類の花をあたえよう。



ヨコスカ


ダンス遠征でヨコスカへ。電車で約1時間半、完全アウェーの地に到着。
初のヨコスカは、水兵さんが闊歩する異国情緒ただようスカジャンの町、という私が抱いていたイメージよりもイメージ通りで、飛び交う英語のスラングと、露出の多いスカっ子(と呼ぶのかな…ハマっ子みたいに)のギャルたちが、飛んで火にいる夏の虫、といった風情で、ヤケドしちゃいけないな☆と思い、早々に退散してきましたが、夏らしいこのカルチャーショックは、ここのところの猛暑と湿度でトロけはじめた脳みそにハラペーニョみたいな刺激をあたえてくれました。
刺激がなくなれば人生は終わりだ。
新しいことを体験できるこの日常こそが宝。



水と空気とジダンと夏

最近流行の酸素入りの水に含まれている酸素の量と、熱帯雨林のような気候の東京の空気に含まれる水分の量と、一体どちらが多いのかと、ついどうでもいいことを考えてしまうほど湿度が高くてクラクラします。
それにしても機能を求めて水は酸素入りを選んでしまう。カン入りの酸素も最近よく見かけますね。自動的に消費税はインクルード。ついに酸素にも税金を払う時代に突入。
まだみんなジダン頭突きについて話題にしてるけど、行為そのものよりも「ジダンが頭突き」という事実に違和感を感じてしまうのは、ジダンのルックスによるものが大きいと思う。つまり、ジダンは大人っぽい紳士風のダンディーガイだ。なんとなく頭突きとか、しなさそう。あの大事な試合であの行為は選手としてもスーパースターとしてもダメ。絶対。なんだけど、それがもし同じスター選手のロナウドやフィーゴだったらなんとなくあーあ、やっちゃったね、ともっと軽く流されてたと思う。たとえは悪いけど、ジダンのレッドカードは、大学教授の手鏡事件みたいな違和感なのだ。
人種差別については、むずかしいと思う。
海外に行った時や外国の人と仕事をする時、私も何度か差別をされたことがあって、差別をされた瞬間の屈辱感と怒りとやりきれない思いが一度に溢れ出てくるあの感覚を知っている。だからジダンの行動について理解できる部分もおおいにあるのだけど、まあこんな歌もできたみたいだし、もうこんな風にユルく流してしまえばいいんじゃないかな。夏なんだし。
でもこれを機に人種差別的なことが少しでも減っていけばいいのに。って、アジア人で女でイラストレーターの私(差別される要素が満載!)が言っても何の解決にもならないのですが。白人でセレブのパリス・ヒルトンあたりが差別をなくそう!と、メディアを使って提言すれば……、それも嘘くさくて説得力がないですね。
とりあえずは普通に前向きに暮らしていこうと思います。



情熱

ジェラードとランパードの素晴らしい中盤のコンビネーションが見られる!と思って期待していたイングランドは結局ぬるい試合で消えちゃいましたね。ただベッカムが、吐いてまで走り続けたり、負傷退場に涙を流して悔しがる姿を見て、この人はかっこいいなあとはじめて思いました。最近、本気でがんばっていたり、情熱的な人を見るとすごく素敵だと思うようになったんです。だからもし、情熱の国スペインなどへ旅行すると簡単にダマされそうですが、ペテン師や詐欺師や軟弱男にダマされるくらいなら、情熱を持った人に本気でダマされるほうが嬉しいです。って、何の話かよくわからなくなってきましたが、今年後半のキーワードは情熱です。