日本の子どもたち

最近よく、未来について考えます。「未来は明るい」という事を、ともすればネガティブ方向に行きがちなU19くらいの人たちにどーやったら伝わるのか。それはそうとひとつ、ニュースです。少子化が問題になっている昨今ですが、これについて先日友人達と話していて、結論がでました。
結論からいうと、少子化はだいじょうぶです。あと25年後くらいから徐々にまたニッポンの出生率は上がるでしょう。
なぜか。
私はいわゆる団塊の世代ジュニアで、ちびっこの頃からあなた達の世代は子どもがとても多くて大変よと言われて育ちました。子どもが多いから受験も就職もたいへん。ちょーネガティブなすり込みです。そんなわけで、私の同世代の人たちは無意識のうちに「子どもを多くしたら、大変だ」と思っているうちに大人になったので、子どもをたくさん産んで育てるという事に積極的になれません。実際に子どもが多いとお金もかかるし育てる体力もかかるという現実問題もあるのですが、それより何より子どもをたくさん生んだら面倒だよ!という事を、言葉もわからないうちから大人達にすり込まれていたのです。
だけど、ここ数年で生まれた子どもやこれから生まれる子ども達はちがいます。生まれた時から「少子化でニホンがヤバい!もっと子どもを増やそう!」というすり込みをされてますよね、TVやネットや回りの大人達から。だから無意識のうちに、「自分は子どもをたくさん生んで育てたほうがいいんだ」と思って大人になります。そして彼らはたくさん子どもを生むでしょう。2030年には一世帯あたりの平均出生率が3.4人までに上がります。単純計算で今のほぼ三倍、世帯数の減少を合わせて考えても人口は増えることになります。ちょっと時間はかかるけどこのペースでいけば、まあ、長い目で見てなんとかなるでしょう。たぶんね。