ブーム/ひとりごと日記


連日のベリーダンス・スーパースターズの公演。金曜初日は、一緒に関連商品を作ってくれたデザイナーのみいやんや松尾さんと今年10月に予定しているアーランジュ・ショーの舞台制作スタッフ達と、そして土曜日はアーランジュのベリーダンサー5人で鑑賞した。上の絵は先日紹介したDVD「トライバル・フュージョン・ファンダメンタル」の中の冊子表紙のスターちゃん。
私がベリーダンスを仕事としてスタートさせて3年。もともとイラストレーターだけだった私が2006年に「ベリーダンスを仕事にしたい」と言った時、周囲の約9割の人に反対された。そんなの無理に決まっている、ベリーダンスはマニアの熱狂的な一部の人だけに支持されるダンス、一般の人がベリーダンスを好きになるなんて思えない、chikaは絶対失敗するね、悪いけどやめときな、そのほうが安全だ。
みんな口々にそう言って私を止めた。すごく悔しかった。
だけど、私の中に「ベリーダンスは絶対に日本でも受け入れられる、それはフィットネスとしても、芸術的なショーとしても両面からうまく行く」そんな確信があって、どうしても突っ走りたかったし、実際突っ走ってる。2008年に入った頃からメディアからちょくちょくオファーが来るようになり、TVや雑誌に出演する機会が増えてきた。少しずつこのダンスが一般に認知されて来ている感があったし、実際メディアに出演した後は、好意的な反響がかなり多く、そこから新たな展開が生まれる事も数多くあったし、今もある。
ベリーダンス・スーパースターズの公演は、一回2000人の会場で4〜5回開催し、どの回もほぼ満席、土曜日は、立ち見まで居た。
雑誌AERAでもベリーダンスについてトピックがあり、アーランジュや私にも5月に入っていくつもオファーが入り始めている。
やっとブームが来たな、と思う。すごく冷静にそう思う。そして、すごく冷静に自分は今ブームの一端にいると思うし、それはすごく冷静に嬉しいし、そしてすごく冷静に次の展開をいま、考えている。
一過性のブームを作るのはとても簡単。だけどそれじゃ意味が無い。継続させなきゃ。
昨日、スーパースターズの公演を観たあと、皆で食事をして語り合った(ほとんどが恋愛話だったけど・笑 まあそれはさておき)。熱いビジョンとか、これからの事とか。
いま私がいるのはみんなのおかげだし、そんなみんなが同じ方向を向いてこれからがんばろう!って気持ちになってくれてるみたいで、とても冷静に嬉しかった。ちなみに今が2006年だったら冷静ではなくちょっと勘違いして手放しで喜んでいたかもしれない。3年という歳月はヒトに冷静さを与えてくれるね(笑)、感謝。
何度かブログでも書いているけど、写真家のHIROMIXさんの写真集のキャッチコピーに「直感を磨け、分析こそ全て」という言葉があって、ずっとずっとその言葉が頭をループしていて、直感を信じながら、今おかれている状況や現象や社会をアタマの中で分析するクセが自然とついた。そうするとブームが読めるようになる。私は昔から自分の直感を信じているし、実際それはかなりの確率で当たる。以前は直感だけを信じて生きてきたけど、加えてそれを自分で分析するようになったら無敵なんではなかろうか?そんな風に思った。
考える事は楽しい。アイディアはどんどん出るし、頭を使うのは自分には向いていると思う。
そして今、自分の中では5月で第一フェーズが終了という感じ、自分自身のね、マインド的にね。そしてそこからがまた新たな自分との戦いがスタートだな!と思う。自分に負けたら全ておわり。超えなければいけないのは、自分の弱い心と過去の自分だけ!
あとは未来があるのみです。
そしてそれは、とびっきりに明るい。