世界に平和を/5月のこと



去年の秋にショパンコンクールに魅せられて、コンクールの開催地でショパンの故郷であるポーランドやその首都ワルシャワに大変興味を持ち色々調べたりした。いつか行きたいな〜!とその美しい街並みの写真を眺めていたら、驚くことにそれらはWW2で8割以上を破壊されたものを、戦後、市民たちが元通りの街並みに復元し、再建したのだという事を知る。

「レンガのひび割れ一つに至るまで」と言われるほど丹念な修復作業だったのだそう。
私は絵も描くので、ひび割れ一つを再現するのにどれだけの時間がかかるか、どれだけの精神統一が必要か知っている。
しかし、そういった物をまた壊すのは、一瞬のことなのだ。

昨今のウクライナの街の様子をSNSやwebニュースなどで見るにつけ、もう言葉もない。
小さな子供たちが地下シェルターで雑魚寝している写真などを見ると、どうなってしまうのだろうと思う。この子達の脳裏には一生この経験が残ることになる。強く育ってほしいと切に願う。
そしてこの、ウクライナ版エル編集長の取材記事を読むと、
おしゃれな雑誌やファッションもある、私たちと同じような生活をしている人たちの暮らしの場が一瞬で戦時下に、という事を実感させられて胸の奥が締め付けられる思いです。

ウクライナの人々の多くは今、西の隣国ポーランドに多く逃げていると聞き、日本もポーランドへの支援を行ない遠回しに(だけど直接的に)ウクライナの人々の役に立つことが出来ればいいのに、とも思います!
もちろんそれだけではないけれど。

本当に、この混沌が早く収まりますように!


さて、色々な魂からの願いを込めて、
5月に公演を開催できればと思っています。

イベント、The Grand Mutationシリーズ。このシリーズは感染症流行禍になってからスタートしたイベントで、タイトルのグランド・ミューテーションとは大いなる大変革、という意味。2回同じこと言ってるね。でもそんな感じです。
とにかくこの変革期に、いてもたってもいられなくなり、
何かアクションを!と思って企画したシリーズ。
感染拡大が終了したらこのイベントは一旦終了しようと思っていたのですが、
またしても新たな世界レベルの混沌に突入した感もあり
イベント自体は感染症予防対策をしっかり実施した上で開催予定です。

私はもともとレストランショーとか、『酒場』っぽい場所でのお客さんもダンサーも密・密なショーやその空間作りや演出が大好きなのですが、
今はまだそれが出来ず、その中で、イベント『The Grand Mutation』は現実的に座席に空間を作り、飛沫が飛ばないように配慮し、
静かに厳かに、でもパッションだけはふつふつと感じるよ!というそんなショーになります。

今回はアーランジュ・ライブでもマニアックなテクニックを多数発信してくれているSalmaさん率いるチームダブケジャパンなど、魂を揺さぶるような楽しい演目も多数あるので
ぜひ皆様お楽しみに!

正式なフライヤーはまだ完成していませんが、詳細ページはこちらです!
http://aalanju.com/info/?p=7563

3月中旬からチケット発売予定。
場所は吉祥寺の武蔵野公会堂です!魂の!ベリーダンスを!感じに来てください!!!!!

Print