オヤジアイコン

オートミールという食べ物がある。日本ではあまり浸透していないけど、温めた牛乳をぶっかけて砂糖を大量に入れて食べるという荒い調理でなにげに美味しい、アメリカ的な朝ご飯としてよく映画なんかで白人のちびっこ達が食べてる、アレね。
先日友達と、この商品のトレードマークって爺さんだよね、と話した。…じじいがトレードマーク、これはケンタッキーフライドチキンにも通じますね。そしてどちらも白髪で割腹の良い爺さん、ほっぺは少女のようにほんのり赤い。なにげに、じじいを食品の販促の顔として使うのは難しいと思う。だって、じじいだし。美少年や美少女や動物が「おいしいよ」と言ってるほうが清潔感があって、一緒に食べたくなるけど、じじいだと援交っぽくてあまり一緒に食べたくないなあ。いやらしい部分や不潔な部分がクローズアップされがちだから実際、じじいはキャラになりにくいのか。「○○おばさん」など、おばさんは家庭的なイメージがあるからよく見かけるけど。ただ、オートミールとチキンのじじいは例外だよね。白髪=白=純白=クリーンなイメージだし、人の良さそうな丸顔でほっぺがピンクっていうのも好感を持てるし、この人達が作ってるんなら、美味しそうだ。レストランのシェフが割腹がいいほうが信頼できるのと一緒だよね。
将来、何かしら食品に携わっていく事を考えている男性は、自分のビジュアルの目標をこのへんに設定しておくと、成功するような気がします。