印象的な服を着ることは良い人生につながる


*ヴィヴィアン・ウエストウッド展(森美術館/1.15まで)をやっとギリギリ観てきた。いやー懐かしいですね、ヴィヴィアン。懐かしいんです、私にとっては。展示は初期の70年代「パンク」時代の洋服から最近のコレクション・ラインまで。ヴィヴィアンは今でも現役バリバリだけど全盛期は90年代の中盤、テーラードを女性っぽくアレンジしていた時代だと私は勝手に思っている。テーラードは男性の物なのに、ヴィヴィアンが手掛けると妖艶なレディーの服になる。その頃ちょうど私はファッションを勉強していてヴィヴィアン・ウエストウッドにはものすごーくインスパイアされたのでR。だから展示を観てると「その頃の、甘酸っぱい自分」のことも思い出されてクラクラしました。最近ではNANAで中島美嘉さんがヴィヴィアン着てましたね。小物のライセンスもばんばんやってるし、かなりニッポンに根付いたヴィヴィアン・ウエストウッド。
ヴィヴィアンは独自の哲学を持っていて「ウエストを強調して細く見せると、ヒップが大きく見える。ヒップを大きく見せると脚が美しく見えるのと同時に上半身がミニマルになる。すると一番印象に残る部分は顔ということになり、顔こそがもっとも大切。」などと言っている。顔かーーーい!(服つくってるのに!)と思わずツッコミを入れたくなりますが、「印象的な服を着ることは良い人生につながる」という言葉も同じくヴィヴィアンの言葉であり、ああ、それは確かに、良い人生につなげたいから印象的な服を着よう、と強く思わされました。見た目がダサい人のことって、あんまり憶えていないし、印象に残らないとソンをするよね。
ところでやっぱり背の低い人は、ヴィヴィアンの洋服は似合いませんね。だから必然的に、あの靴なのでしょう。そういえば、ヴィヴィアンの元ダンナのマルコムは数年前に何を思ったか、市長に立候補してましたが、落選していました。当選したら大麻を合法に!とか言ってたみたいです。いくつになってもパンクですNE。

ヴィヴィアン・ウエストウッド(JAPAN)
ヴィヴィアン・ウエストウッド(UK)
マルコム・マクラーレン
ロンドン